雑談

結婚5年。見栄を張らずに自然体でいられるようになった。

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6月で、結婚してから5年経った。

特別何かをするとしたら、それは10年目のときかな。今はそれどころじゃないというのもあるけど。結婚式も新婚旅行もしていないし、本来もらえるはずの結婚休暇もタイミングが合わなくてもらっていないまま。もらおうと思ったらなんやかんやで流れてしまったし、今さら取得する気も起きないのだろう。

一見なんにもない、なんにもしてないように見えるけど、二人の子供がいる。自分に合った働き方や過ごし方も見つけられた。以前は自分がみじめだと感じていたけど、これだけでも十分ありがたいからいいんだと思える。

前回の記事では札幌出身のわたしが地方暮らしを受け入れられるようになるまでのことを書きました。今回は結婚について振り返って、つれづれと書いてみます。

(なぜかここだけですます調)

 

結婚式をしなくてよかった

結婚式や結婚式を挙げた方を否定するつもりはない。式を挙げること自体は素敵なことだし心からおめでとうって言える。わたしも結婚当初は、結婚式をするつもりだった。

実家と義実家が離れていて、住んでいる場所もこれまた違う地域で、呼びたい友人も各地にいた。開催地を検討しながら、決めていこうと。

ところが最初に行った先のプランナーさんが話を聞いてくれない人だった。

少人数で式を挙げたいと言っているのに「ぱーっとやりましょうよ!」と意見をゴリゴリ押してくる。花嫁の手紙読みたくないのに読めと言ってくる。新郎新婦の意見スルーかい。

とっくに苗字変わってるのに、メールでは旧姓のまま。本当にわかってるのかな?

それでも他と比べて条件もいいからなんやかんやでここにせざるを得ないのかなーとモヤモヤしていたところに、妊娠判明。そのまま無期延期。

めんどくさい対応がひとつなくなったので、いったん気持ちはスッキリした。でも、他の友人が結婚式を挙げると言うのを聞くと、やっぱりモヤモヤ。

友人に対してじゃなくて、あのプランナーさんが自分の思うようにわたしたちに式を挙げさせようと仕向けてきたことや、それに時間を取られたこと、そのときに毅然とした態度をできなかったし(後になって夫にグチを言っていた)他に情報を収集する能力が足りなかったわたし自身に対して。

結婚式をしなくてよかったと思えるようになったのは、その後に知らなかった事実を後になって色々と知ったことや結婚式を挙げた後の人間関係トラブル話を聞いたこと、ドレスは着たかったけど実は多くの人の視線を浴びるのが苦手だと自覚したこと、子供がふたり産まれたことなどから。

我が家には結婚式をするような余裕はまったくなく、ただの見栄で結婚式をしたかったんだと気づいた。もし式を挙げて子供ふたりいたなら、家計はさらに火の車になっていたかもしれない。
価値観がだいぶ変わり、そんな見栄ならいらなかったなと思っているので、わたしたちは式を挙げなくてよかったタイプだったみたい。

あと、結婚式も新婚旅行もしてないけど、妊娠前は夫婦で近距離の小旅行を頻繁にしていたし、気になった東京の結婚写真館で結婚写真を撮影できた。
これがわたしたちの身の丈にあっていてちょうどよかったんだなと、今なら思える。

もし結婚式をするなら、どこかで家族でひっそりと。

上でこんなこと書いておいて、もし結婚式をするならなんて一見矛盾しているかもしれない。
「身の丈に合っていない」結婚式をしなくてよかった、ということである。

結婚のあいさつで実家に帰省したときに、父がこんなことを言っていた。「どこかの島で、ふたりで式をあげればいい」と。

当時のわたしは「父が面倒くさがりだから、こんなことを言っているんだ。本当子供のことに関心のない人なんだな」と思っていた。でも、父が自身の経験を持っておすすめしてくれたのかも。

父の時代は今よりも自由度が低いイメージがある。父も、わたしのように何人もいる中で式を挙げるのが苦手だったのかもしれない。「おまえはオレに似ているから、こっちの方が合ってるよ」って遠回しに言っていたのかも。

だったらストレートに言ってくれないと、わたしはわからないんだけど。ボケられてもわからなくて突っ込めなくてボケ倒しちゃうから、抽象的な言い回しじゃ、わからないよ。なんて、本当に自分がラクしたいために言ってるだけかもしれないけど。

今だったら、呼びたい人がほとんどいない(結婚して子供がいる人が多いから、自分のために負担をかけたくないという気持ちも大きい)から、結婚10年目か15年目に家族で旅行を兼ねて式を挙げるのもいいな。そのころにはわたしの劣化がひどすぎてやっぱりナシってなるかもしれないし、子供が反抗期でイヤだと言い出すかもしれないけど。妄想するだけならタダ。

結婚式をしたかどうかじゃない。どんな気持ちで結婚したかだ。

わたしは結婚する前から転勤族だったから、結婚しても大丈夫だと思ってた。
実際は転勤族と転勤族妻の違いや、子育てのことなど、いろいろと悩んでいる。
でも、どんな生活を選んだとしても悩みはつきもの。転勤族じゃない人には転勤族の生活は理解できないから、人一倍悩みが多くて大変だと思われがちだけど、定住したって悩みがないということはないのでは。

結婚を決めたときの気持ちは、「どんなことがあっても乗り越える」。そして「夫婦は共同経営者」。
まだまだ頼りなく情けない妻だけど、毎日悩んで学んでいこう。

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